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正しい資金調達のススメ
2005.10.31
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経理合理化のススメ
2005.09.30
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2005.08.30
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2005.07.20
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2005.06.20
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相続時精算課税贈与とは、なんぞや?
2005.05.20
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決算事前対策のススメ
2005.04.15
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消費税対策のススメ(2)
2005.03.15
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確定申告とはなんぞや
2005.02.01
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税制改正対策のススメ
2005.01.01
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年末調整とはなんぞや?
2004.12.01
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消費税対策のススメ
2004.11.01
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決算書健康診断のススメ
2004.10.01
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中間決算・四半期決算のススメ
2004.09.01
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自社株評価のススメ
2004.08.01
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予想相続のススメ
2004.07.01

 

アクアコンサルティングでは『月刊 アクア通信』を発行しております。
身近な税金(個人・相続・会社など)について、お役に立つ情報を掲載していきます。
ご意見・ご感想などお待ちしております。
月刊アクア通信
2004年09月01日号
 中間決算・四半期決算のススメ 

創刊号も第2号も「予想相続」や「自社株評価」という、いわゆる資産税がテ
ーマでしたが、第3号は、なじみのある決算」に関してです。法人であれば
「決算」、個人事業者であれば「確定申告」です。

法人は事業年度終了後2ヶ月以内に「決算」をして、「法人税・地方税・事業
税・消費税申告書」を提出しなければなりません。個人事業者は、3月15日
までに「所得税申告書」を、3月31日までに「消費税申告書」を提出しなけれ
ばなりません。

そして前年税額が一定額を超えると、半年後に中間申告及び納付が必要と
なります。消費税は、前年税額によっては、年1回〜年11回の中間申告
及び納付が必要となります。所得税は、年2回の予定納付が必要です。

これらは、あくまでも申告・納付義務を果たすための「消極的決算」と思われ
ます。そこで「決算」を会社経営に生かす「積極的決算」をオススメします。
中間申告義務がなくても「中間決算・四半期決算」を習慣づけませんか?

「中間決算・四半期決算」の効能は、いくつかありますが、「納税対策」が第1
点目です。法人税や消費税の中間納付には2種類あって、「前期実績方式」
と「仮決算方式」です。

前期の納税額が臨時に多額だった場合や、今期前半の業績が落ち込んだ
場合、「仮決算方式」の方が中間納付額が少なくなります。また中間決算結
果から今期概算決算を推定することで、決算時の納税額を半年前から把握
できて、納税資金準備をすることができます。

第2点目は「決算対策」です。黒字であれば、早目に節税対策に取り組めま
す。不良債権・不良資産を損切りしたり、役員報酬を見直し増額したり、半年
かけて取り組めます。また赤字であれば、逆に役員報酬を見直し減額するな
ど、赤字幅を少なくする対策も打てます。

第3点目は「資金繰り対策」です。これは第1点目の「納税資金」準備のほか
に、期中において「運転資金」が必要なときに、即座に金融機関への提出資
料を用意できます。融資申請直前の試算表や中間・四半期決算書を用意す
る必要があるからです。

ところで「決算」自体が、大変な作業という認識ありませんか?経理の方々
が、1〜2ヶ月間バタつくような。それも普段から月次・四半期・中間決算を習
慣づけることによって、「決算」もバタつかずに終わると思います。

日頃から売掛金・買掛金など資産・負債を把握して、会計帳簿と照合しておく
だけで、「決算」のバタつきから多少解放されます。さらに期中で概算でも減
価償却や前払費用償却、棚卸洗替をしておけば、大まかな損益は、常に把
握できることになります。

いいことづくめと思われる「中間・四半期決算」を、習慣づけて、会社経営に
活かしませんか?申告書作成が発生しなければ、中間決算報酬は通常発生
しないと思いますので、税理士にひと声おかけください 。

次回は「納税者なら誰もがイヤがる」であろう「税務調査がやって来た!」を
予定しております。


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