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アクアコンサルティングでは『月刊 アクア通信』を発行しております。
身近な税金(個人・相続・会社など)について、お役に立つ情報を掲載していきます。
ご意見・ご感想などお待ちしております。
月刊アクア通信
2005年4月15日号
 「 決算事前対策のススメ 」 

 今月は3月決算の会社が、5月申告にむけて、まさに決算作業中ということで「決算」についてです。アクア通信第3号では「中間決算・四半期決算のススメ」を掲載しましたが、今回は「決算事前対策のススメ」です。

さて「決算事前対策」といっても、いつから準備をすればいいのでしょうか?3月決算の会社を例にとってみましょう。
ステップは次の4段階ではないでしょうか。

<ステップ(1)>
月末まで:9ヶ月決算(4月〜12月)による状況把握 ますは「状況把握」です。9ヶ月の損益データをもとに、1年換算をした上での決算数字をシュミレーションしてみます。残り3ヶ月の損益の推定方法は、下記の3パターンが考えられます。
  1. 単純平均パターン…「9ヶ月損益」÷9×12=年間損益
  2. 季節変動パターン…1+季節変動値(残り3ヶ月の増減度合)=年間損益
  3. 受注状況パターン…「9ヶ月損益」+残り3ヶ月の受注・支払状況をもとに計算した損益=年間損益
<ステップ(2)>
2月末まで:納税見込計算  ステップ(1)の年間損益をもとに、納税見込計算をします。法人税・住民税・事業税・消費税を見込計算して、5月末までの納付へむけて資金準備対策にとりかかる必要があります。

<ステップ(3)>
3月末まで:節税対策・赤字決算対策  特に節税対策は、早目に取り掛かるにこしたことはありませんが、決算締め日まで残り1ヶ月でも、やれることは充分あります。例えば、
  1. 不良資産で廃棄・売却できるものはないか?
  2. 不良債権で貸倒処理(場合によっては債権放棄)できるものはないか?
  3. 将来の退職金準備での生命保険の加入は間に合わないか?
  4. 家賃など月払を年払方法に切り替えられないか?
<ステップ(4)>
3月末まで:各種届出書の提出確認
4月1日からは新事業年度です。税務では「事業年度開始の日の前日まで」に提出しないと、新事業年度において適用不可となるケースが多々あります。そのため、新事業年度から適用させたい場合は、3月末日までに「申請書」「届出書」を提出する必要があります。例えば、
  1. 白色申告から青色申告に変更したい場合
  2. 消費税の課税事業者を選択したい場合
  3. 消費税簡易課税方式を選択したい場合
そうはいっても「なんだかわからないな〜」という気がします。私ども税理士が、決算事前に、シュミレーションと対策の打ち合わせさせていただきます。次回は、最近増えてきた「相続時精算課税贈与とは、なんぞや?」を予定しております。


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