中川税理士事務所/千代田区・港区・中央区・渋谷・横浜・仙台の資産税・相続税はお任せ下さい
アクアコンサルティング・中川税理士事務所
トップページ法人のお客様個人のお客様税理士紹介税理士報酬についてお客様の声無料相談会簡単な税金塾

バックナンバー
-
正しい資金調達のススメ
2005.10.31
-
経理合理化のススメ
2005.09.30
-
相続時清算課税贈与とは、なんぞや?(2)
2005.08.30
-
新会社法とは、なんぞや?
2005.07.20
-
所得税大増税案とは、なんぞや?
2005.06.20
-
相続時精算課税贈与とは、なんぞや?
2005.05.20
-
決算事前対策のススメ
2005.04.15
-
消費税対策のススメ(2)
2005.03.15
-
確定申告とはなんぞや
2005.02.01
-
税制改正対策のススメ
2005.01.01
-
年末調整とはなんぞや?
2004.12.01
-
消費税対策のススメ
2004.11.01
-
決算書健康診断のススメ
2004.10.01
-
中間決算・四半期決算のススメ
2004.09.01
-
自社株評価のススメ
2004.08.01
-
予想相続のススメ
2004.07.01

 

アクアコンサルティングでは『月刊 アクア通信』を発行しております。
身近な税金(個人・相続・会社など)について、お役に立つ情報を掲載していきます。
ご意見・ご感想などお待ちしております。
月刊アクア通信
2005年10月31日号
 「 正しい資金調達のススメ 」 

今月は前月同様、難しい「税金」「決算」「法律」から離れて、会社経営の血液ともいえる「資金繰り」に関してです。1年のうち年末が、もっとも資金需要が必要になりがちです。資金調達は計画的にする必要があります。「正しい資金調達のススメ」を説明します。

あくまでも、既存の借入が少ない・初めて借入をする中小零細企業を前提として説明いたします。

(1)借入目的(資金使途)と必要金額を明確にしよう!!
  1. 設備資金の場合⇒店舗・事務所初期費用(礼金・保証金など)、設備造作、店舗・事務所備品、オープン前費用はいくらか。
  2. 運転資金の場合⇒月額ランニングコスト(固定費)の何ヶ月分が必要か。
  3. つなぎ資金の場合⇒売掛入金と買掛支払とのタイムラグが発生するケース(入金よりも支払が先になる)。必要資金額はいくらか。

(2)資金必要時期を逆算しよう!!⇒早めの資金調達の行動を移そう!!!
  1. 資金ぐり表を作成⇒今後6ヶ月〜1年間の資金ぐり表を作成する。控えめな入金と多目の支出でとらえる。
  2. 資金必要時期の決定⇒資金ショートの危険のある時期から、最低でも2ヶ月前には行動しよう。融資実行まで1〜2ヵ月は見ておいた方がよいため。

(3)資金計画表・5ヵ年損益計算書を作成しよう!!
  1. 資金計画表⇒上記(1)で算出した必要金額の裏付けをもとに作成。
  2. 5ヵ年損益計算書⇒今期(見込みでも可)から起算して、5ヵ年の損益シュミレーションを作成。
    ※返済期間が5年以上の設備資金であれば、7〜10ヵ年で作成する。
    ☆無理のない返済計画が、達成できることを説明できる内容であることが重要。

(4)借入先を選択しよう!!⇒@とA〜Cは、平行して別々に持ち込むことも可能。
  1. 国民生活金融公庫⇒低金利かつ融資実行も早い。ただし貸出要件に該当しなければ融資は実行されない。
  2. 信用保証協会⇒信用保証協会を経由して金融機関から融資を受ける。貸出金利に加えて、信用保証料を支払うことになるが、金融機関との取引関係も作れる。
  3. 取引金融機関⇒すでに取引金融機関があれば、その担当者に相談する。当初はAの保証協会つき融資になるが、早期の融資実行に協力を得られる場合もある。
  4. 地方自治体⇒Aと流れは同じだが地方自治体(本店所在地又は事業主住所地)から融資斡旋を受ける。利子補給や保証料補助を受けられるが、融資実行まで期間が必要。

(5)金融機関を選択しよう!!(上記ABCの場合、窓口となる金融機関を選ぶことになる)
(6)決算書・確定申告書・源泉徴収票の作成は重要!!


(5)(6)は次回「正しい資金調達のススメ(2)」で説明します。早めの行動と、資料作成がポイントとなりますので、資金調達を検討している場合は、ぜひ私ども税理士に、御相談ください。



▲このページのTOPに戻る
ご希望の方には「月刊アクア通信」をメール配信致します。
メール配信の登録は こちらから